アムトラックとは全米を走る旅客鉄道のこと。"Amtrak" という名前は "American" と
"Track" の合成語であると公式サイトに載っていますが、"Travel"という語の意味もあるとよく言われています。
Amtrak というのはブランド名のようなもので、正式名称は National Passenger Railroad Corporation といいます。
車社会のアメリカにあってそうとうマイナーな交通機関と認識されているようで、知らない人もいるとかいないとか。
赤字続きで、廃止になる路線も年々増えてきていますが、新しいサービスなどで好評な路線もあります。
アムトラックは全米を走っています。走っていない州はアラスカ、サウスダコタ、ワイオミング、ハワイの4州のみ。そのほとんどが、他の会社の貨物路線を使って走っています(だから遅れる。。)。
アムトラックの自社路線はボストン〜ニューヨーク〜ワシントンDC間のみで、そちらは電化され高速運転されています。 路線紹介はこちら。
アムトラックの長距離路線は1日に1本、2日に1本という感じで日本のブルートレインのようなものです。都市近郊の短距離路線では1日に2〜3本運転されています。東海岸のボストン、ニューヨーク、ワシントン間は平日なら1時間に1本くらい走っています。
内陸部では駅があっても1日に1本しか列車がなかったりします。西海岸・東海岸の大都市圏、またシカゴ近郊では他の鉄道とともに路線網が発達しています。
アムトラックは遅れて当たり前という感覚ですが、短距離路線や大都市圏の路線はあまり遅れたことはありません。長距離路線は最悪の場合10時間以上遅れることもあります。
コーチ(普通座席)は安く感じられるかもしれませんが、食事代が含まれる寝台はそれなりの料金がします。
オフピーク時に、シアトル〜ロサンゼルス間を利用する場合:
普通座席:$174(HIS:¥22,300)
寝台(ルーメット):$417(HIS:¥51,900)*スタンダード寝台から改名
寝台(ベッドルーム):$589(HIS:¥124,400)*デラックス寝台から改名
寝台は1部屋(2人用)あたりの料金ですが、これに1人あたりの乗車料金 $89 が加算されます。
1泊2日で、朝食1回、昼食2回、夕食2回の食事代込み。
コーチ(普通座席)が乗り放題のレイルパスがあります。大きく分けて、USAレイルパス(アメリカ全土)、ノースアメリカ・レイルパス(アメリカ+カナダ)、地域別の3種類があり、それぞれ15日用・30日用があります。
大陸横断や全土を旅したい場合はUSAレイルパスがオススメです。オフピークなら15日間で¥36,000、ピークなら¥55,600です。
注意すべき点は、レイルパスだけでは列車に乗れないこと。レイルパスを使ってチケットを発券してもらいます。寝台料金やアセラなど一部の高速列車は別料金になります。
長距離列車は観光客がほとんどです。それか観光というより、ゆっくり列車での時間を楽しむという人も多いのではないでしょうか。
大都市近郊の短距離路線ではビジネス客が多く、ニューヨーク〜ワシントンDC間はアムトラックが誇るビジネス路線です。
危険人物がいる可能性もなくはないので、そこは各自でご注意を。アムトラックは頼りになる乗務員が多く乗ってるので、安心感はあります。
アムトラックの旅はとても魅力的です。しかし、良くないこと=事故もまた多くあります。毎週事故があるわけでもないので、神経質になることはないと思いますが、日本の鉄道よりは大事故が多いようなので。。
【アムトラックの事故(一部)】
2004: New York Penn Station で停車中の列車へ追突。
2004: City of New Orleans が脱線。負傷者多数。
2003: ジョージア州で Siver Star がトラックと衝突。
2002: ワシントンDC駅付近で Capitol Limited が脱線。
2001: California Zephyr が脱線。負傷者多数。
2001: ニューヨーク州で脱線。負傷者多数。
1999: City of New Orleans が踏切でトラックと衝突し脱線。
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