このページを見て予習していましたが 半日遅れは当たり前というアドバイスにおののいていたところ遅れも、その他のトラブルもなく楽しい「汽車旅」ができました。 下調べできたことの感謝の気持ちをこめて乗車記を書き込みます。
ニューヨークのペン・ステーションでは 出発直前まで発車ホームが決まらず、何度も大きな表示板を見に行きました。(写真1)
10分を切ったところで、お客さんが殺到したのが、こっけいでした。 (写真2)
みんなが並ぶ列に加わりエスカレーターを下に進むと暗いホームに係員がいて どこまで行くのか聞かれて「シカゴ」と答えると先の車両を指差され乗車しました。 コーチ・シート(Coache Seat)は予約はしてあるけど、自由席。どこに座ってもいいのが 実力本位で不安でもあるけれど結果は自由なほうがいいなと思いました。
午後3:45分出発。ハドソン川に沿って北上するかたちで列車は走り出しました。 (写真3)
みんな、一人で2席占領してところに、僕の横にジャマイカ人のBig-Mamaがやってきて座っていいかと尋ねるので"Sure!Welcome"と言って同席することに。 体格のいいおばさんに圧倒されながらも、これも旅行だと割り切っておとなしくしていました。 Big-Mamaは身の上話をするでもなく、お弁当を食べたらずっと眠りっぱなしでした。
周りの席も旅行者が多く、車窓からの景色をデジカメに収めていました。 ニューヨークからは、かなり長い時間ハドソン川沿いに列車が北上し、そのうち湖にさしかかると、列車の左側に湖、 右側には湖畔の別荘やキャンピングカーを見ながら進んでいきます。 (写真4)
車掌が来て、切符を見ながら行き先を再度確認。(写真5) 荷物棚に"CHI"と書いた紙をはさんでシートが確定。 シカゴまでの19時間、列車に揺られることになりました。
午後6時20分頃 Albany-Rensselaer 駅に到着。 ボストンからの車両を連結するため30分以上停車。 ホームには乗っていたお客が降りている。 食べ物を買ったり、タバコをすったりしている。 自分も降りて見たかったのだけど、Big-Mamaは座席のトレイに頭を置いて熟睡。 身動きの取れない状況を嘆いていました。
夜の帳が下りてしばらくすると食堂車の予約を聞きに来た。 お金のこともあり、ぐっとこらえてラウンジでの飲食でがまんすることにしました。
ところが、Big-Mama は全く起きない。途中で体の向きを変えたりはするけれど 一度もトイレに行くこともなく翌朝までしんぼうしていたのに驚きました。
さて、夜中になってトイレにも行きたくなって、勇気を振り絞り Big-Mamaをまたいで通路に出るとなんと気持ちのいいことか!!
しかし、時既に遅し! ラウンジの営業は翌朝6時半からだと言うではありませんか。 それでも広いテーブルではトランプをする熟年トラベラーや 早い時間にカクテルを注文した客が談笑する楽しい空間になっていました。
狭いシートを離れてしばらくその中で時間を 過ごすことにしました。 トイレも広くて清潔でした。
夜中に列車が停車するたびに目が覚めるのは寝台車でないからでしょうか。 ペン駅で事前に手に入れた時刻表(Timetable)でどこを走っているのか確認していました。
午前3時半頃、大きな駅に到着。 駅前に、これまた巨大なスタジアムが見えます。 もちろん照明が消えていますが、電光掲示板だけはついていました。 "Cleveland Browns" そう、NFLチームの本拠地だそうで ファンクラブに入ろう!などと広告が繰り返し流されていました。(写真6)
午前6時前のToledo 駅で席が開いたのでBig-Mamaに別れを告げて ようやく足をのばすことができました。(写真7) フットレストが用意されているのに、最初の席は故障していて固定できない。 ちょっとしたことで疲れが違うと思います。 隣に人がいなければ、こんなに自由に寝転べて楽だと感謝の気持ちでした。
そして夜明けからは景色を楽しんでいました。 午前6時半が待ち遠しい思いで、食堂車にでかけると寝台車のお客さまが。
(写真8) ボストン出身のシカゴ在住の男性と言葉を交わし 「きのうのマツザカは悪くなかった」などと言っていましたが シカゴでの見所を教えてもらい、6ドルのスクランブル・エッグを食べました。 コーヒーのおかわりを注文してシートに戻って、またゆっくり楽しみました。
途中の駅では、アムトラックの駅に停めている自家用車で家に帰る姿を見ながら パーク・アンド・ライドの本場だなと、感心したものです。 田舎だと、駅前広場もなくて、ホームのすぐ横に無料駐車場。これは便利だと。
最後の停車駅、South Bend を8時49分に発車したLake Shore Limited は、 時刻表で見るとシカゴまでちょうど1時間。
しばらく走った後での車内アナウンスを聞いていると、あと1時間半でシカゴだという。 そう、時差の関係があってSouth Bend を8時49分発、Chicago 到着9時45分でも East Time とCentral Time の壁を最後の区間で越えるので実際は2時間の距離だったんですね。
大都会、シカゴが近づくと工場が見え、高速道路が見え、そして摩天楼にカメラを向けていると ユニオン駅に到着です。 (写真9)(写真10)
定刻に到着し「貨物線を利用しているので遅れるのは当然」との心配も杞憂に終わり 楽しい体験ができました。
私はあまり、英語ができませんが他人の言っていることはなんとなく理解できました。 後ろの席についた大学生の女性は、夜中に何件も友人から電話が鳴って その度、「私列車でシカゴまで移動しているのよ!いろんな人がいて楽しい。 アメリカの別の州の人は当然で、メキシコ人、イタリア人、それからエルサル・バドルまでいるのよ! もうとっても Amazing!!」と興奮していました。
車両の後ろ半分は、Amazing-Gal と知り合いになった女性たちで 前半分は若い男性。男は、旅の出会いを楽しむどころか ノートパソコンに入れてあるDVDを見ていたのが多かった。 こんなところにも、女性の元気さを見ました。
Amtrak Towns: Lake Shore Limited(レイク・ショア・リミテッド)
[乗車記募集!] アムトラックの乗車記を投稿しませんか?