2003年にNew YorkからWhite River Junctionまで乗ったときの記録。
ニューヨークには2つの大きなターミナル駅があります。1つは Grand Central で 42nd ストリートとパークアベニューの交差点にあります。
ニューヨークのランドマークの1つでもあり、歴史的な建造物でもあります。
この駅を発着する列車は MTA Metro-North Railroad と地下鉄 4, 5, 6, 7, S の5路線。
MTA は始発駅になっており、ハーレムやニューヘブン方面の列車が乗り入れています。
一時期、アムトラックも臨時でこの駅に乗り入れていたことがありますが、現在は使っていません。
もう1つのターミナル駅は、Grand Central よりも南に位置する Penn Station で、アムトラックはこっちの駅に乗り入れています。 他にも New Jersey Transit や MTA Long Island Rail Road 、地下鉄の 1, 2, 3, A, C, E など多くの列車が走っています。 マディソン・スクエア・ガーデンと一緒になっており、常に人が多い場所です。 Penn というのはもちろん Pennsylvania のこと。
ペンステーションは思いっきり巨大なターミナル駅で、どこに行っても人が猛スピードで歩いている。
時間をつぶす場所はあるのに、ゆっくりできる場所が少ないように感じてしまう。
今回の Vermonter は始発駅のワシントンDCを朝の7時過ぎに発車する。
ニューヨークに到着するのは11時頃。
そんなわけで朝はゆっくりとしていられる。
ニューヨークを出ると、海岸線に沿うように北東へ走っていく。
ここはワシントンDC〜ボストンの大動脈なので、すれ違う列車も多い。
内陸へと向かうのは、コネチカット州の New Haven を出たあと。
New Haven の駅では機関車の交代があった。
理由はニューヨークには規制があって、ディーゼル機関車は入れないため、ここで交換しているのだそう。
このへんから沿線には自然が多くなる。
個人的には町並みを見るのも好きなので、ずっと森のような同じ車窓が続くと眠くなってしまったりするのだけど。。
このへんの町並みは、なんというかアメリカのホームドラマとか映画に出てきそうな家が続いていた。
ガードレールのない道路、塀のない家々、きれいに広がる緑の芝生。
狭い日本ではなかなかないからなぁ、こういう町は。
コネチカットを出ると、次はマサチューセッツ州に入る。
この州は横に長く、それを南北に縦断するので、走る距離は長くない。
バーモンターが停車する駅も Springfield と Amherst の2駅だけ。
Springfield では15分ほど停車。
マサチューセッツを抜けると、やっとバーモント州へ入る。 途中、反対から来た列車とすれ違うために駅じゃないところで停車。 単線だったのかなぁ。確認せず。。
なにかのガイドに載っていてぜひ見たいと思っていたもの。アムトラックのパンフレットだったかな。 バーモント州は屋根のついた Covered Bridge という橋が多いという。 Covered Bridge は映画「マディソン郡の橋」で出てくるみたいですが、残念ながらその映画は見たことなかった。 お目当ての橋は Cornish-Windsor Bridge という名前で、木製のものとしては世界一の長さを誇るのだとか。
1866年に建設されたこの橋は、バーモント州の Windsor とニューハンプシャー州の Cornish を結ぶ重要な橋。
列車のどっち側で見られるのか分からないので、通りかかった車掌さんに聞いてみることに。 列車は川の両サイド、バーモント州側とニューハンプシャー州側を行ったり来たりしてたから、分からないと逃してしまうところだった。 でも車窓さんは、たぶんこっちだよ、というような感じ。。そしたら、前の座っていた女子大生っぽい人がこっちだよ、と教えてくれた。 いま座っているほうだったので、そのまま橋が現れるのを待つ。
列車がバーモント州側に戻り、少し走ると視界が広がる場所に。ココだ!
少し遠くに、Covered Bridge を発見。
天気が悪いのがまた屋根と合っていい雰囲気を出してくれた。
そのあとさっきの車掌さんが、「見えたか?」と話しかけてきた。
「見えたよ!」と答えると、親指を立てて「グッド!」と返してくれた。
こんな何気ないやりとりでも、旅先だとなんだか余計に嬉しくなってしまう。
これもいい思い出。
バーモンターの終点はバーモント州の St. Albans という町。
そこからカナダのモントリオールまで連絡バスも出ている。
今回は終点まで行かず、バーモント州の White River Junction で降りることにしていた。
若干の遅れはあったものの、まぁ許容できる範囲で暗くならないうちについた。
ここで降りる乗客は多い。 旅行客という感じの人は少なくて、大学生っぽい人が多い。
White River Junction はかつて鉄道交通の要所として栄えた町らしい。
駅舎内には小さな博物館があり、鉄道に関するアイテムがところ狭しと飾られている。
写真や模型、踏切などほんとにいろいろだ。
駅の外には蒸気機関車が飾られている。
駅の外を探索すると、林の中から顔を出した列車が止まっている。
なんか中途半端な位置というか、不思議なものを見ているような感覚だった。
止まっているのに音がするし、動く気配がないのがちょっと不気味。
線路を挟んで駅舎があるほうは、駅前に駐車スペースなどがある。
不気味な列車が音を出したまま止まっていたのも、駅舎側。
泊まる予定のホテルがあるのは、その反対側だったのだけど、探索しているうちに渡れなくなってしまった。
理由は貨物列車がどいてくれないから。
しかも、駅に止まったかと思いきや、少し動いては止まり、また動き出すの繰り返し。
そしてまた戻って、止まって。。いつになったら渡らせてくれるのか。。
作業していた人の話では、「坂が$&#%&$#$」らしい。
列車の音がうるさくて理解できず。
貨物が長過ぎて遠回りするのも面倒だし、再び駅舎へ。
駅舎にはビジターセンターがあり、周辺の観光情報を提供しています。
いろいろと見ていると、スタッフの方が声をかけてくれた。
コーヒーを出してくれ、いろいろと話を。
日本語のこととか、ニューオーリンズはクレイジーだから行かないほうがいいよ、とか。。
そうそう、日本からはどれくらい観光客が来ますか?と聞いてみました。
答えは、ほとんどいないわねぇ、とのこと。でも、たまにいるそうです。
あ、自分がその「たまに」か。
またここには売店もあり、鉄道関連のグッズも揃っています。
せっかく鉄道の町へ来たので、小さなポスターとマグネット、それから木の笛を購入。
駅前にあるホテルコーリッジは列車で行くホテルとして知られている。
かつては鉄道関係の施設だった建物らしい。
さすが鉄道交通の要所だけある。
ここはユースホステルのスペースもあり、受付でどっちがいいか尋ねられた。
なんか歴史がありそうなホテルだったので、ホテルのほうへチェックイン。
2階の線路が見える部屋へ案内してもらった。
ホテル内は落ち着いた雰囲気があり、ニューヨークの次としては、ギャップが激しいなぁと実感。
ベッドで寝ていると、なんとも言えない音が聞こえる。
擬音では表現できないような低音で、これまた不気味。
もしかして、あの中途半端な位置にいた不気味な列車がまだ止まっているだろうか。。
そう思いながら、部屋の窓から線路を見ると、また線路を占領するかのように長い貨物が止まっている。
どうやら、また行ったり来たりしている様子。
White River Junction はとても静かな町。
アムトラックで着いたときは、夕方だったこともあり、ほとんどの店が閉まっていた。
朝になって町が動き出すのかと思ったら、やっぱり静かだった。
どうやら、栄えているのは駅前ではなく、少し離れた場所らしい。
White River Junction を通るアムトラックは乗ってきたバーモンターだけ。
移動するには、またバーモンターに乗るか、バスで行くか。
モントリオールへ行くのも考えたけど、その先がまた行き詰まりそうだし、ニューヨークへ戻るのもあれなので、バスを選んだ。
この町のバスターミナルは駅からは離れた場所にある。
それでも無料のバスが巡回しており、ホテルの前からバスターミナルまで行くことができた。
大雨の中、バスは高速を飛ばしボストンへ。
ボストンのバスターミナルはなんだか難波のバスターミナルと雰囲気が似ていた。
歴史的に建築物が多いなか、近代的なビルでなんか違和感。
雨も止んでいたので、町へ。
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