アムトラックは列車の名前にかつて、他の鉄道会社が使っていた名前を採用することが多いです。意識的に歴史的なものを使うようにしているとか。
今回は、かなりマイナーなのを見つけました。シカゴからアイオワ州の Des Moines までを走る計画があった Hawkeye という列車。アイオワ州は Hawkeye State と呼ばれており、Des Moines は州都ですね。
1971年にアムトラックが発足するまでも、多くの会社が旅客列車を走らせていました。その中のひとつに Hawkeye というシカゴから Sioux City まで結んでいた列車がありました。 この路線を持っていたのは、Illinois Central という歴史的にも有名な会社だったそうですが、1998年に Canadian National Railway に買収され、142年にも及ぶその歴史に幕を閉じたそうです。この昔あった列車を復活される計画があったようですが、2000年あたりになくなっています。
ちなみにアイオワ州の Iowa という名前はもとをたどって行くと、 Ayuxwa という部族の名前に行き着きます。この名前がフランス語で Ayoua となり、英語では Ioway となりました。これが Iowa River という川の名前に使われ、州の名前になったということらしい。なんか、昔の列車どうこうより、こっちの話のほうが面白そうだったり。
Filed under: 幻の列車 | posted by amtraktowns @ 2005 年 6 月 9 日
« 幻の列車 – Aztec Eagle | 幻の列車 – Skyline Connection »