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アムトラック旅行の計画

アムトラック・カリフォルニアのロゴ

ちょっとした時間の余裕ができたので、久々にアムトラックに乗りに行こう!と思い、2013年7月にカリフォルニアへ行ってきた。

掲示板のほうでも質問などいただくので、そろそろアムトラックの最新事情をチェックしに行くという意味でも、乗っておかないとな、という考えもあり、カリフォルニア滞在中は列車移動の時間がほとんどに。

旅行の計画から乗車記、現地の観光情報も織り交ぜつつ、久しぶりの旅行記を書いていきます。

どの都市から?そうだJALサンディエゴ直行便!

さてアメリカ旅行、とくにアムトラック旅行の計画するときは、まずどの都市から旅を始めるか、これを決めるところから始まる。

まず今回は約1週間なのでカリフォルニアだけにした。アムトラックは全米を走っているが、長距離路線で移動する2泊3日になったりもするので、今回はあえて乗り降りを多めに、アムトラックのいろいろな体験をすることにしてみた。ならば列車の運行本数が多いカリフォルニアがちょうど良いのだ。

日本からカリフォルニアへは、サンフランシスコ、ロサンゼルスが直行便でアクセスできる定番都市。ほかには2013年1月にANAが、成田~サンノゼ線に就航したりもしていたが、ほぼビジネス路線だし旅行で候補になることはほとんどない。

サンディエゴ空港で駐機中の日本航空B787

そんなときにちょうどJALがサンディエゴへの直行便を新規開設するというので、これまで行ったことのなかったサンディエゴを起点にすることに。サンディエゴもアムトラックの駅があるので、それも理由のひとつ。またTV番組『世界さまぁ~リゾート』でもサンディエゴを紹介してたりと、なかなか良さそうだなと少し興味もあった。もちろんB787の問題もあったりして、引き返したり、運休したりと、飛ばない可能性も覚悟しつつ、成田~サンディエゴ線を往復で購入した。

JALのWebサイトで予約・購入した航空券は、実は何日かチェックして安くなるタイミングを待っていた。就航記念の特別運賃を設定したので、元々リーズナブルには感じたが、検索するタイミングによって数万円も変動していたので、これは安いと思えるタイミングで予約しておいた。

サンディエゴを起点にアムトラック旅行

サンディエゴ駅

アムトラックのどの路線・列車に乗るかもちゃんと計画しておこう。サンディエゴはカリフォルニア州の南端で、メキシコの国境まで路面電車で行ける距離。アムトラックの駅は終点になっているので、乗れる列車は限られてくる。

今回は成田~サンディエゴの単純往復の航空券なので、最後はサンディエゴに戻ってくる必要がある。もちろん帰りはロサンゼルスから日本へ、という旅程も組めないわけではないが、単純往復のほうが航空券も安い場合が多い。

サンディエゴを発着するアムトラックの列車は、パシフィック・サーフライナー(Pacific Surfliner)だけ。サンディエゴ~ロサンゼルス間を走る路線で、太平洋の海岸線を走る眺めの良い路線としても知られている。まずはロサンゼルス方面へ移動する旅程を組んでみることから始めた。

帰国便を基準にルートを逆算してカリフォルニア周遊

快晴の青空とアムトラック

6日目にサンディエゴから成田へ戻る旅程は決まっているので、サンディエゴまでしっかりと戻ってこられるように計画を練っていく。いざとなれば国内線で飛んでもいいしとは思いつつも、やはり学生時代のようにそれほど自由ではないので、どこに泊まって次にどこへ移動するかは決めておくことにした。

カリフォルニア州だけと言えども、日本に比べると列車1回の移動距離は長く感じるアメリカ。朝乗って夕方までには宿泊する都市に着きたいのもあって、できるだけ日中に乗車することにした。そのほうが車窓も楽しめるし、夜遅くに駅から移動しなくていいから安心もできる。

Amtrak.com で検索を繰り返しながら、6日間でサンディエゴへ戻ってこられる旅程を考えていく。そして最終的に決まった予定がこちら。

1日目:成田~サンディエゴ(泊)※同日着
2日目:サンディエゴ~ロサンゼルス~ベイカーズフィールド(泊)
3日目:ベイカーズフィールド~サクラメント~サンフランシスコ(泊)
4日目:サンフランシスコ~オークランド~サンタバーバラ(泊)
5日目:サンタバーバラ~サンディエゴ(泊)
6日目:サンディエゴ~成田 ※翌日着

どの街に泊まりたいか、というのは最初はあまり考えず、列車の時刻などを考慮した。ベーカーズフィールドとサンタバーバラは一般的に日本人観光客が滞在する都市ではないが、ちょうど夕方に到着できるスケジュール、そして翌日の移動も困らないスケジュールを考えると、ちょうど良い場所がこの二都市だ。

乗車券は確実に移動時間が決まっている列車は予約しておいた。具体的には、2日目、3日目のベーカーズフィールド~サクラメント、4日目(日中移動だけど個室を予約)、5日目は、事前にオンライン予約を済ませて、現地の駅で発券するかiPhoneなどスマートフォンでeチケットを使おうと考えていた。

アムトラック旅行で想定しておきたいこと

滞在中の時間に余裕があれば、あまり予定を決めすぎず、現地で切符の手配をしながら気ままに旅をすることもできる。

しかし限られた予定の中で周遊するなら、あまり難しい予定は組まないほうが無難だ。とくに列車の遅延や乗継、駅周辺の治安などある程度は考えておきたい。

比較的、大幅に遅延が少ないカリフォルニアのアムトラックでも、日本よりは遅れは多い。乗り継ぎは1日1回程度にして、その日の最終目的地へは確実に着けるスケジュールを組んでおくのが大事。

また朝早い列車に乗る場合、泊まるホテルから駅までの移動手段も確認しておきたい。例えば、サンフランシスコと言っても広いエリアにホテルが点在しているので、どのあたりに泊まって、どうやって駅まで移動するかは確認しておきたい。

海外ホテルの予約と泊まったホテル

サンタバーバラ駅のすぐ横にあるホテル

航空券とアムトラックを予約したら、泊まる場所も確保しておこう。いまは海外ホテルがかんたんに手配できる予約サイトがいろいろとあるので便利だ。

今回はほとんどホテルズドットコム(Hotels.com)で予約した。理由は安いこともあるのでだけど、ポイント制度もなかなか良さそうなのだ。10泊すると1泊無料(上限金額あり)になる制度があり、今回だけでも5泊するので、これはぜひ利用しておこうとホテルズドットコムを利用した。

ホテルズドットコムは、エクスペディア系なので、料金はリーズナブルで問題ない。おかげで最近はよく利用している予約サイトになっている。その後、10泊分貯まったので、大阪滞在のときに無料宿泊分で予約!国内ホテルも取り扱いが増え、さらに使い勝手が良くなってきた。

ところで、泊まったホテルはこちら。今回は全てホテル、最後の夜は列車一人旅でウェスティンに泊まるという贅沢っぷり、、それだけ高級ホテルがリーズナブルなのもエクスペディア系の魅力ですね。

1泊目:Best Western Encinitas Inn and Suites(エンシニータス駅近く)
2泊目:Best Western Plus Hill House(ベーカーズフィールド駅前)
3泊目:The Powell Hotel(サンフランシスコ・ケーブルカー始発駅隣接)
4泊目:Hotel Indigo Santa Barbara(サンタバーバラ駅隣接)
5泊目:Westin San Diego(サンディエゴ駅近く)

それぞれのホテルについては、このあと旅行記の中で書いていこうと思う。予想外に1泊目の手配が困難で、いきなりエンシニータスというサンディエゴから少し移動した町に滞在することになった。

荷物はどうする?

アムトラックの個室と今回の荷物

航空券、列車、ホテルが決まったところで、次は荷物だ。列車に乗っている時間が長いとは言え移動が多いので、スーツケースではなく、荷物だけはバックパッカー風にした。

ただしバックパッカーが使うような大きなリュックサックではなく、そのまま街歩きしても苦にならないサイズを選んだ。持っていったのが Kata のバックパック・ミニビー。カメラバッグなのだけど、PCやiPadを収納するスペースがあったり、耐久性も良さそうので今回は小さめのバッグを選んだ。

そうは言っても、さすがに5泊するには小さすぎたので、カメラや貴重品は別のスリングバッグ、Crumpler(クランプラー) のザ・マイルド・エンスージアストMに入れて持ち歩くことにした。これなら宿にチェックアウト後は、貴重品とカメラだけ持ち歩いて出かけるにも便利そうだからだ。

カメラ&レンズはどうする?

バッグ選びのときに気になるが、カメラのこと。この旅行記用にキレイに撮りたいのもあって、やはりデジタル一眼レフを持っていくことに。

今回はニコンD600に、広角ズームの NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G、標準ズームの NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR を、前途のクランプラーに入れてみる。この2本、焦点距離が一部被るのだけど、ちょうど2013年3月に発売になったばかりだった 18-35mm の写りが良いのと、さすがに 14-24mm をアメリカ旅行で持ち歩くのは躊躇するので、結果的にもこの2本で良かったかなと。国内でも海外でも旅行に広角ズームは欠かせない。

さらにソニーのコンデジ RX100 も入れつつ、財布やパスポート、目薬など小物類まで前途のクランプラーに入れてたので、けっこうパンパンになってしまった。RX100 は一眼レフを出すと大げさな場所で大活躍する。食事を撮ったり、メモ変わりになんでも撮る用に本当に便利だ。

そんなこんなで、いろいろと手配や準備をして、続きは旅行記の本編へ。細かい持ち物についても、本編で触れていきたと思う。それではアムトラック旅行へ!

旅程一覧

計画編 » 1日目(6月中旬公開予定)

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