列車:カリフォルニア・ゼファー(California Zephyr)
区間:Chicago Union Station, IL - Emeryville, CA
48歳おばさんが行く7334mils アメリカ横断の旅
私は6月9日から2週間をかけてアムトラックに乗って49Lake Shore Limited ・California Zephyr・Coast Starlight・Empire Bilder・48Lake Shore Limitedを乗り継ぎニューヨーク→シカゴ→サンフランシスコ→ポートランド→シカゴ→ニューヨークと回りました。
シカゴ→エミリービリー(Emerry ville)→(バス移動)サンフランシスコCalifornia Zephyrで行く2泊3日の旅編
2泊3日の長旅ですので寝台車を予約しました。 寝台車はルーメット(2人用)・ファミリー寝台(大人2人・子供2人用) これらはトイレ・洗面台・シャワーは共有になります。 デラックス寝台(2人用)・身障者用寝台があります。 これらはトイレ・洗面台・シャワーが部屋に付いています。
寝台車利用者はファーストクラスと呼ばれ、ダイニングカーの利用を優先され 食事はすべて料金に含まれています。
待合室もメトロラウンジと言われるファーストクラス用の待合室があり、大型テレビが設置され、コーヒー・ミネラルウォーター・ソフトドリンクがセルフで置かれ自由に無料で利用できます。
ラウンジの入り口には荷物を預かってくれる所があり、乗車券を見せれば無料で預かってくれるので大変便利です。(チップは$1ぐらい払いましたが・)ちなみにコーチシートの待合室にあるコインロッカーは1時間$3と書いてありました。シカゴは列車のハブ駅のためコーチシートの待合室は人が溢れていました。私は午後2時出発でしたので少し早めに行き、映画アンタッチャブル の乳母車が落ちる有名なシーンを取った階段に写真を撮りに行き近くのレストランでランチを済ませてからメトロラウンジへ向いました。
メトロラウンジはアムトラックの入り口に案内カウンターがあるのですが、 入ってトイレの左側に入り口があります。見つけやすいです。 ラウンジには各列車の時刻表が置いてあります。
また、寝台車には必ず個室に時刻表がありますので列車毎の時刻表は入手できます。すべてのアムトラックの時刻表が乗っている冊子がありますが、これは 大きい駅のチケット売り場やその周辺に置いてありますので、欲しい方は聞いてみてください。シカゴユニオン駅はニューヨークとは違い3時間前ぐらいにはトラック番号(発車ホーム)が掲示板に表示されます。 ニューヨークはぎりぎりまででないので不安でしたが、シカゴは余裕です。
また、メトロラウンジには寝台車利用者用の入り口があり、駅員さんが時間になると誘導してくれるので、更に安心です。 コーチシートは3日間シャワーがありませんからこの列車はやはり、割高ですが寝台車をお勧めします。個室になっていますので女性一人でも安心です。
私は一人旅なのでルーメットを予約し十分でしたが、2人だと少し狭い感じです。ルーメットの場合真ん中が通路両側が個室になります。 進行方向右側の景色が良いので早めの予約をお勧めします。
デラックス寝台は日本の寝台車と同じような作りで左側が通路、右側が個室になります。ルーメットは片側の景色がまるで見えないのでラウンジカーで景色を楽しむのが良いと思います。California Zephyrはデンバーを出てから15分ほどすると景色がガラッと変わります。ラウンジカーも右側を確保すると良いでしょう。早めに食事を済ませカメラとビデオを握りラウンジカーへ。ロッキー山脈が私たちを迎えてくれます。ここからがこの列車の見所です。
ラウンジカーの下にはカフェテリアがあり軽食やアルコール・ソフトドリンクが売っていますので、ダイニングカーでしっかり食事を取るのも良いし、カフェで簡単に済ませるのも良いと思います。ダイニングカーは朝・昼はファーストクラスは予約がいりませんが、コーチシートは満席の場合予約をすればアナウンスで呼んでくれますから、呼ばれたら行けば食べられます。
夜は時間の予約が回ってきますから時間になったら行けばよいだけです。 メニューは5種類ぐらいあり、値段は朝食とランチが$6~$9ぐらい。 ディナーは$16~$22位です。ビーフステーキが美味しかったです。
ウェーターが「何人ですか?」と聞きます。席に誘導されると寝台車かコーチ席かと聞かれます。寝台車の人は車両番号と部屋番号とサインを求められますので、覚えておきましょう。
シャワーも快適に使えましたし、列車の旅の良さが詰まった列車です。 寝台車1両に付き1人のアテンダントがトイレやシャワー室の掃除やベットメークをしてくれます。タバコが吸える駅では教えに着てくれて本当に良くしてくれました。良いアテンダントにあたりラッキーでした。 下車の際チップを弾んだのは言うまでもありません。 私としてはイチ押しの列車です。
この国の場合、時刻表はあって無いに等しいです。 (ニューヨークの地下鉄には時刻表がありませんから・・・) また、時差が生じるためわかりにくいです。 駅名もわかりずらいし、日本とは全く異なります。
おトイレも汚いのが普通です。 おトイレがあるだけありがたいと思っています。 いちいち腹を立てていたら身が持ちません。 「こんなもんだよという」肝要な心を失わなければ旅もまた違って 見えます。サービスは日本が1番ですそれをお忘れなく!!
少しでも参考になれば良いと思います。 皆さんが満足の行く旅ができることを祈っています。
その他の列車については別途参照ください。