列車:キャピトル・リミテッド(Capitol Limited)
区間:Pittsburgh, PA - Chicago, IL
© Mikito
冬休み最後の旅行に、アムトラックでどこかに行くことにした。
今回は、目的地ではなく、鉄道を楽しむことが旅の目的である。家はピッツバーグなので、そこから出ているアムトラックを探すと、キャピトルリミテッド号とペンシルバニアン号が見つかった。シカゴに行ってみたかったので、キャピトルリミテッドに乗車した。
定刻のPM11:43から20分ほど遅れて、ワシントンDCからのキャピトルリミテッドが到着した。当日は雪が降っていたため、もっと遅れるかと思ったが、ほぼ定刻どおりに来た。
私の部屋は、2人用寝台個室のトイレ・シャワーなしである。中に入ると、すでに寝台はできており、2段目ベッドの天井が低い以外は、快適に過ごせそうな部屋であった。寝不足にならないよう、早めに就寝した。 やはり列車の中ということもあり熟睡はできなかったが、それでも日本の寝台車よりはよく眠れた。それには、列車の振動の少なさが影響していると思う。日本のように、列車が停止状態から発車するときの、ガックンという衝撃が無く、いつの間にか動き出しているような滑らかな発車ばかりであった。
朝起きてシャワー室に行ったのだが、とても快適だった。列車の中でシャワーを浴びるというのが一興である上、着替えるスペース、お湯の出方も十\分であった。タオルは通路の荷物置き場に大量にあるがシャンプーはないので、個人で持っていく必要がある。
朝食を食べに食堂車に行く。食堂車は隣の車両で、ダブルデッカーの2階部分から通路がつながっていた。1階の突き当たりは、トイレ・シャワー付きの2人用寝台個室であった。朝食はさほどおいしいものではなかったが、列車で景色を見ながら、コーヒーや料理をサーブしてもらうのは非日常的で楽しかった。
定刻より20分ほど送れて、AM9:00頃に、列車はシカゴユニオンステーションに到着した。チップを、車両扉付近で見送っていた乗務員に手渡していた乗客もいたが、私は部屋のベッドの上に置いた。どちらが本道なのだろうか。
復路も同じ列車に乗って、ピッツバーグに1月12日に帰ってきた。