列車:アムトラック・カスケード(Amtrak Cascades)
区間:Portland, OR - Seattle, WA
2003年春にポートランドからシアトルまで乗ったときの記録。
前日はユースホステルに宿泊。
ハイシーズンじゃなかったので、もちろん予約はしてなかった。
目の前の通りをバスが通っているので、ダウンタウンへ出るにも駅へ行くにも便利な場所にあります。
緑の多い住宅街にあるから、周辺を散歩するだけでも十分気持ちがいいのです。
建物は日当たりもよく、テラスでのんびりするだけでもいい。スタッフももちろん親切。
駅までは歩くと遠いので、もちろんバス。 次の目的地、シアトルには早めに着きたかったから、朝早い列車に乗ることに。
駅というのは朝が似合う。
待ち合い室には大きな荷物をもった人であふれ、にぎやかな音が自然と耳に入ってくる。
朝食は売店のサンドウィッチ。
アメリカと言えばサンドウィッチ?大きいから1つで十分、満足。
場合によっては昼にもお腹が空かないことも。
とくにアムトラックの移動で、全然、体を動かさなかったりするとお腹すかないことが多い.
せっかく旅するんだから食事も楽しみたいんだけどね。。
ポートランド駅の衛生写真はここ。
この駅は直前までホームには入れないシステム。
入ろうと思えば入れるんだろうけども、列車に乗る人はアナウンスが流れると一斉に、並び始めます。
で、並ぼうかと、進んでいくと、窓の奥になんだか上品そうな列車が停まっています。
車体に "Oriental Express" と書いてあります。
オリエンタルエクスプレスというと、なんだか哀愁ただようイメージがあります。
世界中でいろんなツアーがくまれているようで、これはそのアメリカ版のようです。
ウェブサイトで旅費をチェックしてみてください。
さすがに高いです、でもアムトラックが走っていないとこなんかも通っていたりして、興味深いな。
日本の時刻表にはその昔、「パリ行き」の列車が載っていたそうですが、それとは関係あるのか、ないのか???
Amtrak Cascades は他のアムトラックとはひと味違います。
アムトラックというと、あの車体が銀のピカピカしたのが一般的です。
でも、こっちはヨーロッパ風。それもそのはず、スペイン生まれだそうです(ん、でもGM製?)。
日本の新幹線っぽい気もする。ヨーロッパ風なのは外観だけではありません。
もちろんほかのアムトラックとは全然、違う!色使いが上品だし、シートの感じもいいなぁ。
アムトラック全部、これにすればいいのにと思う。
名前は、スペイン語だと "Talgo となります。 これそのものがスペインの高速列車の名前だそうです。 そのままんか。。でもこの形が、スピードが出せる秘訣だそです。
ポートランドは西海岸の町とは言っても、内陸に入ったとこにあります。
なので、ポートランドを出発しても山の中を走っていきます。
アムトラックは川に沿って走ることが多いです。ここも例外ではなく、川沿いを走っていきます。
春先は緑がきれいで本当に気持ちがいい。
そんな流れる景色をみつつ、ビストロのカウンターでコーヒーを飲みました。
こういうとこで飲むコーヒーは変に工夫してなくて、それがまたおいしい。
売店にもなっていて、スナックや列車のグッズもたくさん置いてある。
コーヒーのあとには、ミント。ってこの習慣はシアトル出身のスタバでも売ってたりするけど、昔からあったのかな。
このミント、自分は苦すぎてダメです。
シアトルの手前から、列車はピージェット湾の沿岸を走ります。なんか日本みたいな風景です。
シアトルにはほぼ予定通りに到着。大都市を結ぶ路線はあまり遅れることがないのがいい。
1日に何本も走ってるし、ビジネス利用も多いから、遅れるといろいろ面倒そうだし、きっちりしてるんだなと実感。
車内でも新聞読んだり、パソコン広げて仕事してるビジネスマンが多かった。
乗り降りが多くて、席に座ってると、あまり落ち着かないのは、しょうがないか。
海沿いの街はサンフランシスコ以来。肌で感じる風がもう違います。
駅の衛生写真はここ。 真ん中のちょっと右側が駅です。下にある球場はイチローのいるマリナーズの本拠地。