ホテル・チュッゲンと山々
スイス7日目の朝。今日もまた天気が良い!
何度も書いてますが、とにかく日が出てると暑くてたまりません。 ちょっと曇ってもいいかなぁという気さえしてきます。
今日のコースはとりあえず泊まる予定のミューレンまで行くこと。 同じくベルナーオーバーラントの町(村?)なので、急いでいくこともありません。
まずはシーニゲプラッテという山へ行くことにしました。ここも登山鉄道があるところ。 山頂には高山植物園もあるそうなので、またハイキングができそうです。
それじゃ重い荷物は邪魔だろってことで、インターラーケン・オストのコインロッカーに荷物を置きに行くことに。
ヴィルダースヴィル駅
シーニゲプラッテ登山鉄道の出発駅は、インターラーケン・オストのひとつ隣、ヴィルダースヴィル駅。
インターラーケン・オスト駅に荷物を置いて戻ってくると、ヴィルダースヴィル駅にもしっかりコインローカーが。。 小さな駅っぽかったので、ないだろうと読んだのですが、ありました。
ここはスイスパスでは乗れないので、切符を買って列車を待ちます(割引はあり)。 スイスの他の登山鉄道に比べると本数が少ないので、泣きそうなくらいの暑さの中で次の列車を待ちます。
山の中を登る
11:20ごろ、電車はヴィルダースヴィル駅を出発。少しの間 BOB と並走して、そのあと山の中へと入っていきます。
坂はかなりキツいような感じ、というよな電車そのもののパワーが弱そうで、精一杯登っている感じが伝わってきます。
車両も他の電車に比べると小さく、失礼な言い方かもしれませんが、それこそプレハブ小屋が移動しているような感覚。
そして暑い。。
窓を開けると、これは、杉林では?!とベルニナ急行で発症した花粉症を心配するも、どれほど感じません。杉よりも雑草とか花とかにヤラれていたようです。
山の中を登る
シーニゲプラッテ駅のすぐ横には植物園の入り口があって、さっそく入ってみました。
時期的にどうなんだべと、よく花のこと、植物のことが分かってないのですが、スイスと言えばエーデルワイスなんかも有名なので、期待できます。
入り口近くの花壇にはエーデルワイスが咲いているのですが、まだ山では咲いていないご様子。 咲く時期は「7月上旬から1ヶ月ぐらいで、スイスアルプスの南側一帯」とのことなので、ちょっとズレていたようです。
そこまで広い植物園ではありませんが、傾斜を利用した散歩コースを歩きながら高山植物を楽しむことができます。
シーニゲプラッテの展望台から見る不思議な山と背景の雪山。
今度は、植物園から歩いて展望台を目指します。 木のない場所で、晴れているので、ほんとに暑い。
植物園から30分くらい歩くと、展望台に到着! ここからはインターラーケンの町、トゥーン湖、ブリエンツ湖が一望できます。湖の色が美しいです。
反対側には、ユングフラウ、メンヒ、アイガーなどの山々。
駅から30分ほどなので、このハイキング・コースもおすすめです。 周回になっているので、駅からは左、右のどちらの方向へ行っても、展望台まで行けます。 もっと歩きたい人にも、山の下まで下りるロングコースもあるようですよ。
その後、またシーニゲプラッテ鉄道で、山を下りました。
工事中のラウターブルンネン駅
インターラーケン・オストで荷物を取り、BOB(ベルナーオーバーラント鉄道)に乗って、今度はラウターブルンネンへ。
20分ほどであっという間に到着。けっこう人がいますね~。そして、ここは駅から滝が見えます!
今日の目的地は、断崖の上にある村、ミューレン。崖の上までは、ケーブルカーで上がり、そこから山岳鉄道に乗り換えています。
予定では、そういうことになっていたのですが、ケーブルカー乗り場まで行くと、なにやら工事中。あれ?走ってないの??
事前にあまり調べないで行ったので、工事中ということを知りませんでした。このケーブルカー、2006年に入ってから廃止され、新しいリフトに作りかえているそうです。これは困った。。
ロープウェイのシュテッヒェルベルグ駅(Stechelberg)。
崖の上のミューレンにはもう一つアクセス方法がありました。バスとロープウェイです。
どうもバスには乗るのが面倒な気がしてしまうのですが、この場ではしょうがないので、黄色のポストバスに乗ります。 でもこのバスもスイスパスが使えるので、そのまま乗っちゃいます。
10分ちょっとで、ロープウェイのシュテッヒェルベルグ駅に到着。バスは終点ではないので、途中下車ですね。
そして、このロープウェイでもスイスパスが有効。大型のロープウェイで、ゆったり乗れます。
ほのぼのとしたミューレンのメインストリート
ロープウェイは途中で乗り換えて、それでもまたあっという間に到着。 これで崖の上までやって来れました。
観光客がこのミューレンまで来るには、このときはこのルートしかなかったのです。 ロープウェイが止まったら、孤立してしまいそうなところですが、だからこそ独特の雰囲気を出しています。
町はメインストリート沿いに店や宿が集まり、もう1本裏に道が通っています。 町の端にロープウェイの駅、その反対側の端に、乗ってくるはずだったラウターブルンネン・ミューレン山岳鉄道の駅があります。
断崖絶壁の上に建つホテル・アルピナ
今日の宿は、わりと山岳鉄道の駅寄りにあるホテル・アルピナ。
崖のギリギリに建っているので、崖側の部屋は眺めが良いです! 今回は一番上の階だったので、さらに眺めが良かったのです。
ホテルに荷物を置いて、町を散歩。グリンデルワルトにもあったようですが、ここにもスケートリンクがあるというので、行ってみました!
大学のときにアイスホッケーやっていたので、ちょっとやりたくなったのです。しかし行ってみると、屋外なので、夏はやってませんでした。残念。
チーズフォンデュ
この日のディナー。 ホテル・アルピナにもレストランがあり、"Live Football + 1 beer SFR 3.60" なんて看板が出ていたのですが、違うホテルのレストランへ。
一度は、本場のチーズフォンデュを食うぞ、と意気込んでいたので、ここで遂に登場。駅のもっと奥にある、ホテル・アルペンブリックのレストランに。
このチーズフォンデュ、お店の人によると、日本からの観光客はだいたいワインと一緒に食べて胃がやられてしまうそうです。 なので、温かいティーと一緒がベストだとか。 ちょっと脅かされながらも、もちろんチーズフォンデュと白ワインを。そしてエスカルゴに、魚、本日の野菜を。
チーズフォンデュというと、日本では野菜とかいろいろ付けて食べてますが、ここではパンだけ。ん~、濃厚。旨いです。
胃も全く平気で、シェフの旦那さんぽい人が出て来たので「旨いよー!」と挨拶。ご夫婦で経営されているようです。
おすすめ!
8日目につづく...。
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